講演情報
[P-035]学生の和食と洋食に対する知識と調理の自信度の比較
*平島 円1、堀 光代2 (1. 三重大学、2. 岐阜市立女子短期大学)
キーワード:
和食、洋食、料理の知識、調理の自信度、学生
目的 学生の和食に対する知識や調理技術について調査した結果,学生の調理技術は低いことがわかっている。そこで本研究では,学生が日常的に食す洋食の知識と調理技術について,和食との比較を行った.
方法 高等教育機関に2014~2017年に入学した学生1,126名に和食23種,2018~2021年に入学した学生871名に洋食18種の知識と調理する自信度の調査を行い比較した.また,居住形態,調理頻度,よく作る料理も調査した.有意差検定にはχ2検定を用い,有意水準は5%未満とした.
結果 和食と洋食の調査対象者を比較すると,洋食の対象者のほうが自宅外学生の割合が高かったが(p<0.05),毎日調理する学生は和食の対象者のほうが多く,調理頻度は高かった(p<0.001).95%以上の学生が「知っている」と回答した和食は23種中4種,洋食は18種中8種で,全料理の平均回答割合を比べても洋食の知識のほうが高かった(p<0.001).また,40%以上の学生が「できる」と回答した料理は和食では「みそ汁」1種のみであったが,洋食では,「スクランブルエッグ」「カレー(市販ルー使用)」など4種あり,全平均回答割合で比べても洋食の調理の自信度が高かった(p<0.001).学生がよく作る料理の10位以内に洋食は5種,和食は2種あった.学生は洋食を日常的に作るため,和食よりも知識と調理の自信度が高いと推察される.
方法 高等教育機関に2014~2017年に入学した学生1,126名に和食23種,2018~2021年に入学した学生871名に洋食18種の知識と調理する自信度の調査を行い比較した.また,居住形態,調理頻度,よく作る料理も調査した.有意差検定にはχ2検定を用い,有意水準は5%未満とした.
結果 和食と洋食の調査対象者を比較すると,洋食の対象者のほうが自宅外学生の割合が高かったが(p<0.05),毎日調理する学生は和食の対象者のほうが多く,調理頻度は高かった(p<0.001).95%以上の学生が「知っている」と回答した和食は23種中4種,洋食は18種中8種で,全料理の平均回答割合を比べても洋食の知識のほうが高かった(p<0.001).また,40%以上の学生が「できる」と回答した料理は和食では「みそ汁」1種のみであったが,洋食では,「スクランブルエッグ」「カレー(市販ルー使用)」など4種あり,全平均回答割合で比べても洋食の調理の自信度が高かった(p<0.001).学生がよく作る料理の10位以内に洋食は5種,和食は2種あった.学生は洋食を日常的に作るため,和食よりも知識と調理の自信度が高いと推察される.