講演情報
[P-051]新たな食育教材「フードバースマップ」の可能性の検証
*石賀 安枝1、宇山 泰代1、福市 真紀1、古都 丞美1 (1. 鳥取短大)
キーワード:
食育、食育媒体、フードバースマップ、栄養指導媒体、食育ツール
目的 保育所における食育は保育の一環と位置づけられ、その実施にあたっては施設長のもと保育士、調理員、栄養士、看護師等の全職員で取り組むことが求められている。これをうけ、栄養バランスを視覚的に理解できるよう食べものが育つ環境を5つに分類したツール「フードバースマップ」を提唱した。これは、食育実践において食や栄養の知識の多少に関わらず個々の専門性が発揮できることが特徴である。そこで、保育所でのその活用の可能性について検証を行った。
方法 鳥取市公立園給食担当者研究会にて給食担当調理員25人を対象に「フードバースマップ」を制作した背景・目的を説明した後、無記名式の質問紙調査を実施した。調査では食に関する資格の有無、幼児の食育においてこのツールを活用したいと感じるか、どのような食育に活用したいかを質問した。(回収率100%)
結果 幼児の食育においてこのツールを活用したいと感じるかの質問に対して、管理栄養士・栄養士からは100%の肯定的な評価を得た。調理師の有資格者の肯定的評価は85.7%にとどまり、残りの14.3%は中立的評価だった。いずれの資格も持たない調理員は肯定的評価が50%で、残りは無回答だった。否定的な評価は全体を通して0%だったことから食育への活用について一定の評価が得られたと考えられた。また、このツールをより効果的に活用するには、各職員が連携を図るための手引き等の作成が今後の課題として挙げられた。
方法 鳥取市公立園給食担当者研究会にて給食担当調理員25人を対象に「フードバースマップ」を制作した背景・目的を説明した後、無記名式の質問紙調査を実施した。調査では食に関する資格の有無、幼児の食育においてこのツールを活用したいと感じるか、どのような食育に活用したいかを質問した。(回収率100%)
結果 幼児の食育においてこのツールを活用したいと感じるかの質問に対して、管理栄養士・栄養士からは100%の肯定的な評価を得た。調理師の有資格者の肯定的評価は85.7%にとどまり、残りの14.3%は中立的評価だった。いずれの資格も持たない調理員は肯定的評価が50%で、残りは無回答だった。否定的な評価は全体を通して0%だったことから食育への活用について一定の評価が得られたと考えられた。また、このツールをより効果的に活用するには、各職員が連携を図るための手引き等の作成が今後の課題として挙げられた。