講演情報

[P-111]料理初心者の大学生のためのレシピアプリ開発

*川邊 淳子1、田澤 妃花琉1、有賀 啓之2 (1. 北海道教育大、2. 株式会社 DBPowers)

キーワード:

大学生、PBL、教職実践演習、ストーリーボード、料理初心者、レシピアプリ

<目的>PBL(Project Based Learning)は,学習者が自ら問題を見つけ,さらにそれを自ら解決する能力を身に付ける学習方法である。また,学生になると親元を離れ一人暮らしが多くなるため,自炊をする機会が急激に増え,料理をする場合,自らのニーズに適したレシピサイトを利用する傾向にある。本研究では,料理初心者の大学生のためのレシピアプリの開発を目的とした。
<方法>本学に在籍する学生116名を対象に,食生活および料理アプリの活用実態,料理の基礎的知識に関するアンケート調査を行い,それらの結果を踏まえ,大学の講義である「教職実践演習」の「手のひらからアプリ」(全8コマ)コースにて,Claris社の「Claris FileMaker Pro」を用い,レシピアプリの開発を行った。
<結果>アンケート調査から,レシピサイトは85.3%の学生が利用しており,利用する際に必要な情報としては,「料理動画がのっている」が56.0%と一番多かった。一方,料理の基礎知識について,味付け時の調味料を入れる順番や難しい調理方法の意味するところに特徴的な誤答がみられた。アプリの制作としては,「レシピ」「料理知識学習」「料理記録」の3つの要素を取り入れ,ストーリーボードを作成した。主なサイトページとしては,「ホーム画面」「レシピ一覧」「レシピ詳細」「調理モード」「料理記録」「料理用語一覧&詳細」などを作成した。