講演情報
[P-119]質問紙調査からみた中学生・高校生の生活と家庭における家事
*戸髙 南帆1 (1. 東京大学)
キーワード:
子どもの家事、中高生、子育て
目的
家庭において子どもが家事をするのは、小学生高学年がピークとされている。中学生や高校生の生活における家事は、家庭環境のみならず、学校や部活、家での学習や通塾など様々な事情が関連すると考えられるが、その実態は明らかではない。本研究ではこれを、質問紙データの二次分析により明らかにすることを目的とする。
方法
用いるデータは、全国の親子ペアを対象にした質問紙調査であり、東大社研とベネッセ教育総合研究所の共同研究によって継続的に実施されている「子どもの生活と学びに関する親子調査」である。子どもの家事は、「料理をする(食事を作る)」「食器を並べる・片づける」「掃除をする」「買い物をする」「洗濯をする」「ゴミ出しをする」の6つを分析の主とし、中高生の生活についての変数との関連を検討する。
結果
記述的な分析からは、女子が男子よりも家事をするというジェンダー差は保持されつつ、学校段階が中学生から高校生へと上がるにつれて、家事を「まったくしない」と答える子どもの割合は増加する傾向がみられる。しかし、ゴミ出しや洗濯など、個々の家事ごとにその傾向は異なるため、当日は学生生活の変数との関連をそれぞれ検討した結果を示す。
家庭において子どもが家事をするのは、小学生高学年がピークとされている。中学生や高校生の生活における家事は、家庭環境のみならず、学校や部活、家での学習や通塾など様々な事情が関連すると考えられるが、その実態は明らかではない。本研究ではこれを、質問紙データの二次分析により明らかにすることを目的とする。
方法
用いるデータは、全国の親子ペアを対象にした質問紙調査であり、東大社研とベネッセ教育総合研究所の共同研究によって継続的に実施されている「子どもの生活と学びに関する親子調査」である。子どもの家事は、「料理をする(食事を作る)」「食器を並べる・片づける」「掃除をする」「買い物をする」「洗濯をする」「ゴミ出しをする」の6つを分析の主とし、中高生の生活についての変数との関連を検討する。
結果
記述的な分析からは、女子が男子よりも家事をするというジェンダー差は保持されつつ、学校段階が中学生から高校生へと上がるにつれて、家事を「まったくしない」と答える子どもの割合は増加する傾向がみられる。しかし、ゴミ出しや洗濯など、個々の家事ごとにその傾向は異なるため、当日は学生生活の変数との関連をそれぞれ検討した結果を示す。