講演情報

[13ア-ポ-01]高齢者の主観的健康及び幸福感に及ぼすアダプテット・スポーツの影響に関する研究

*坪内 怜1、河野 喬1 (1. 広島文化学園大学)
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本研究では、高齢者の意向に沿ったアダプテッド・スポーツを実施することが、高齢者の主観的健康及び幸福感にどのような影響を及ぼすのかを明らかにするため、その第一段階として、対象者にインタビュー調査を行い分析した。対象者として、地域在住高齢者(65歳以上)に、研究目的、方法、協力が任意であることを口頭及び書面によって伝え、同意書に署名が得られた対象者のみ実施した。基本情報(年齢、性別、既往歴、運動スポーツ習慣など)、主観的健康、幸福感(協調的幸福感尺度:IHS)をアンケート調査したうえで、インタビューを半構造化インタビュー及びフォーカスグループインタビュー法で行った。質問内容は、「現在の体調、健康状態」、「健康のために何をされていますか」、「気をつけていることは何ですか」、「どんな時に幸せを感じますか」、「運動・スポーツは好きですか」、「どんなことがしてみたいですか」であった。インタビュー音声を保存し、テキスト化してSCAT法で分析した。協力を得た高齢者グループは、Aグループ(73歳・70歳のご夫婦)、Bグループ(78歳女性・74歳男性・73歳女性の敬老会の友人)、Cグループ(68歳男性・65歳女性・70歳女性の健康体操参加者)であった。分析の結果、高齢者が運動・スポーツや地域活動に従事する背景、運動・スポーツを提供する際に留意すべき点等について知見が得られた。詳細は、学会にて報告予定である。これらの結果を分析し、高齢者向けのアダプテッド・スポーツの企画・運営に反映し、実施前後の変化を検討することにしている。

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