セッション詳細
[2a1103-05]生涯スポーツ研究部会【課題A】テーマ別シンポジウム/「多様化するスポーツ」の価値を再考する―子どものスポーツの未来―
2025年8月28日(木) 10:10 〜 12:10
3201教室(教育研究棟 3街区 2階 3201)
コーディネーター:中野 貴博(中京大学)
日本の出生数は約15年前から3分の2に減少している一方で、「運動している子ども」の割合は変化していない。そのため、実際に運動やスポーツをしている子どもの数はどんどん減少している現状にある。また、働く母親の増加、手軽に楽しめるスクリーンデバイスの普及など、子どもを取り巻く環境や社会情勢はここ数十年で変化している。それに伴い、子どもや保護者の運動・スポーツに対するニーズや価値観も多様化してきていることがうかがわれる。
従来と同じアプローチに反応してスポーツをする層だけを集めていては、これ以上のスポーツ人口の増大は見込めないかもしれない。例えば、種目ごとにあるスポーツ協会は、それぞれの種目の競技人口を増やすことに依然として目を向けすぎてはいないだろうか。運動・スポーツの指導者や関係者は、自身が子どもの頃と同じように子どもがいるという感覚は改め、少ないスポーツをする子どもたちを取り合うのではなく、新たなニーズや価値観をもつ層を取り込むための視点や取り組みが必要である。
「多様化するスポーツ」とは、スポーツをする場所(学校、地域、スポーツクラブ、オンラインなど)や楽しみ方(価値観、参加スタイルなど)が多様になり、子どもが自分に合った形でスポーツを楽しめる選択肢が生まれつつある状況を指す。こうした多様な機会を生かし、より幅広い子どもたちがスポーツにアクセスできる環境を整えていくことが、今まで届かなかった子どもたちにもスポーツの魅力を伝え、スポーツ人口を拡大するために欠かせない視点ではないだろうか。
本シンポジウムでは、特に幼児期や児童期の子どもにフォーカスを当て、少子化時代に多様なスポーツの機会、価値を子どもに届け、スポーツ人口を増やすにはどうすればよいのか?様々な立場のシンポジストの具体的な取り組みやアイデアを共有し、生涯スポーツ社会の実現に向けた子どものスポーツの未来について考える。
従来と同じアプローチに反応してスポーツをする層だけを集めていては、これ以上のスポーツ人口の増大は見込めないかもしれない。例えば、種目ごとにあるスポーツ協会は、それぞれの種目の競技人口を増やすことに依然として目を向けすぎてはいないだろうか。運動・スポーツの指導者や関係者は、自身が子どもの頃と同じように子どもがいるという感覚は改め、少ないスポーツをする子どもたちを取り合うのではなく、新たなニーズや価値観をもつ層を取り込むための視点や取り組みが必要である。
「多様化するスポーツ」とは、スポーツをする場所(学校、地域、スポーツクラブ、オンラインなど)や楽しみ方(価値観、参加スタイルなど)が多様になり、子どもが自分に合った形でスポーツを楽しめる選択肢が生まれつつある状況を指す。こうした多様な機会を生かし、より幅広い子どもたちがスポーツにアクセスできる環境を整えていくことが、今まで届かなかった子どもたちにもスポーツの魅力を伝え、スポーツ人口を拡大するために欠かせない視点ではないだろうか。
本シンポジウムでは、特に幼児期や児童期の子どもにフォーカスを当て、少子化時代に多様なスポーツの機会、価値を子どもに届け、スポーツ人口を増やすにはどうすればよいのか?様々な立場のシンポジストの具体的な取り組みやアイデアを共有し、生涯スポーツ社会の実現に向けた子どものスポーツの未来について考える。
[生涯スポーツ-SA-1]子どもの運動を支える「親子の三間」家庭と地域の実態とその展望
*香村 恵介1 (1. 名城大学)
[生涯スポーツ-SA-2]なぜランニングの授業は不人気で、生涯スポーツにつながらないか
*佐藤 善人1 (1. 椙山女学園大学)
[生涯スポーツ-SA-3]スポーツの原点に立ち返る遊びを通じた地域クラブの取り組み
*永田 厚1 (1. 特定非営利活動法人スポーツコミュニティ磐田・ポーラスター)