講演情報

[2K0101-11-08]石英の熱発光現象を用いた地熱探査法と熱源推定インバージョン

○土屋 範芳1、平野 伸夫2、布原 啓史 (1. 八戸工業高等専門学校、2. 東北大学)
司会:桑谷 立(JAMSTEC)

キーワード:

地熱探査、熱発光、熱源探査、インバージョン、石英

鉱物の熱発光(Thermoluminescence: TL)とは,放射線によって鉱物結晶内に蓄積されたエネルギーが,熱刺激によって解放され,光として放出される現象である.この熱発光は,熱発光量が,鉱物や考古学試料が受ける天然の放射線量に比例して増加することから,これらの試料の年代測定法として応用されてきた.熱発光現象は,熱によって発光するという性質から,地熱地帯にある鉱物は地熱活動などによる熱刺激によって鉱物内の蓄積されたエネルギーが解放され,この地熱活動に関係して熱発光量が変化する.このことを利用して鉱物(石英)の熱発光を地熱探査法が開発され,その後,いくつかの地域で,適用が試みられ,その探査法ととしての有効性が示されている.本発表では,石英を用いた熱発光地熱探査法と,熱発光データのインバージョン解析による熱源位置推定方法を述べる.