講演情報

[2K0101-11-09]ハイパースペクトル衛星画像解析に基づく高植生被覆域での地熱資源有望域の推定

福田 直也1、○久保 大樹1、宮崎 翔1、小池 克明1 (1. 京都大学)
司会:桑谷 立(JAMSTEC)

キーワード:

HISUI、カルデラ、VIBS、植生リモートセンシング、湯沢

地熱資源は一層の利用促進が望まれているが,開発までのリードタイムやコストが障害となっており,そのため広域調査から開発有望域を低コストで絞り込める技術が求められる。その一つとしてリモートセンシングの高度利用が有効であるが,国内の地熱地域の多くは植生に覆われた山岳部に位置し,衛星リモートセンシングにより地表地熱兆候や熱水変質帯の分布を直接抽出することは困難である。そこで本研究では,断層などを通じて上昇する熱水や蒸気・火山性ガスが植生に及ぼす影響に注目し,著者らによる植生ストレス評価指標Vegetation Index considering Blue shift and Shortwave infrared(VIBS)をHISUIハイパースペクトル画像に適用した。対象域である秋田県湯沢地域において,VIBSによる高ストレス部は地熱兆候やカルデラ構造と対応することが見出された。さらに,地形特徴や地質構造,既存研究結果などと比較し,地熱に起因しないと考えられる要素を除去した。また現地植生調査と室内植生実験により,VIBS結果の詳細な検証と改善を行うことで,地熱資源有望域の特定精度を高められた。