講演情報

[2K0301-03-01]亜鉛電解元液の品質安定に向けた取り組み

○恵茂田 大樹1、佐渡 亮1、石田 広幸1、宇佐美 靖夫1 (1. 秋田製錬株式会社)
司会:宮下 匠人(北海道大学)

キーワード:

亜鉛製錬、電解採取

秋田製錬(株)は国内最大の亜鉛製錬所であり、焙焼-浸出-浄液-電解からなる湿式亜鉛製錬法により年間約200,000tの電気亜鉛を生産している。浄液工程では、液中の不純物を除去し、電解に供する清浄液の品質を作り込んでいる。特にコバルト(Co)は、微量でも電解の電力原単位を悪化させるため、極めて低い濃度となるよう厳格な管理が求められる。しかし近年ではCo濃度が頻繁に上昇して社内基準超過を多数発生させており、最重要課題となっていた。主要因として、反応槽の中に直径2~5mm程度の球状の残渣が生成・堆積し、Co除去能力を持つ正常な残渣の減少や、液質の変化を招いた結果、Co除去反応が不安定な状態となったことが挙げられる。本報告では球状残渣の生成および堆積を抑制し、清浄液の品質改善を達成するまでに行った種々の改善について報告する。