講演情報

[2K0401-03-01]循環性向上に資するバリューネットワークの形成要件に関する国際標準化-ISO59011の検討課題

○清水 孝太郎1 (1. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
司会:所 千晴(早稲田大学)

キーワード:

循環経済(サーキュラーエコノミー)、バリューネットワーク(価値創出網)、ビジネスモデル、標準化

循環経済に関する世界初の国際標準が2024年5月に発行された。循環経済に関わる用語定義や原則に関する規格(ISO59004)、循環経済型ビジネスのビジネスモデルに関する規格(ISO59010)、循環性の評価原則に関する規格(ISO59020)である。その後、循環性評価のために用いる情報開示様式に関する規格(ISO59040)も2025年2月に発行された。このうち、循環経済型ビジネスを形成する上で鍵となるものがバリューネットワーク(価値創出網)とされるが(ISO59010)、その形成要件はまだ具体的に整理されていない。そのため、我が国からバリューネットワークの形成要件に関する新たな規格作成を提案し、その起草を進めているところである(2025年10月~)。経済や経営に関する既存研究を俯瞰しつつ、バリューネットワークとバリューチェーンの違い、また循環性の向上に資するバリューネットワークの条件等、規格原案の起草に際しての検討課題を報告する。循環経済型ビジネスに取り組もうとする事業者や、そこで必要とされる新たな技術の開発方向性を模索する技術者に対して、参考情報を供する。