講演情報

[3K0301-07-06]フェロニッケル脱硫効率の改善に向けた取り組み

山本 恵介1、小森 慎太郎1、中村 佳1、○鈴木 海斗1 (1. 株式会社日向製錬所)
司会:上村 源(東北大学)

キーワード:

フェロニッケル、脱硫、CaC2、CaO

(株)日向製錬所ではロータリーキルンおよび電気炉を用いたエルケム法により、Ni酸化鉱を石炭で還元製錬してフェロニッケル合金(以下Fe-Ni)を製造し、ステンレスの原料として販売している。石炭に含まれる硫黄の一部は電気炉から産出される粗Fe-Niに残留し、ステンレスの熱間脆性や熱間加工性悪化の原因となるため、脱硫工程で硫黄が除去される。脱硫工程では、熔融した粗Fe-Ni中に攪拌機を浸漬させ、脱硫剤としてCaC₂およびCaOを添加して、粗Fe-Ni中の硫黄をCaSとして除去する。CaOはCaC₂と比較して安価であるが、CaOによる脱硫反応は吸熱反応であるためCaC₂よりも反応効率が低下する。そのため、安価なCaOの添加割合を増加させるためにはCaOの反応効率を向上させる必要がある。本報告では、CaOの投入方法や攪拌条件による反応効率への影響を調査し、反応効率の改善効果について報告する。