講演情報

[3K0308-11-02]1773 KにおけるFeOx系スラグと溶銅間の白金族金属の分配挙動

○野田 健斗1[修士課程]、村田 敬1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)
司会:佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:

乾式製錬、高温プロセス、貴金属、スラグ、リサイクル

白金族金属(PGMs)のリサイクル原料として複数のベースメタルとPGMsを含む二次原料が存在する。本研究では,この二次原料にPGMsのコレクターとして金属Cuを添加し1773 Kで溶融した後,二次原料中のCuよりも酸化しやすいベースメタルをスラグとして除去し,PGMsをCu-PGMs合金として回収することを目指す。また,スラグと溶銅間のPGMsの分配挙動を定量的に把握することは,PGMsのスラグロスの挙動を理解するうえで重要である。そこで, 1773 K,CO-CO2混合ガスにより酸素分圧を10-6~10-8.5の範囲で制御して溶融スラグと溶銅間のPt,Pd,Rh,Irの分配平衡の実験を行った。本研究ではベースメタルを金属Feと想定し,Ls/CuX= (mass%X in slag) /(mass%X in Cu)で元素Xの分配を定義した。Pt,Pd,RhのLs/Cuは本実験の酸素分圧範囲において酸素分圧に依存せず3×10-4~10-3の範囲でおおむね一定値で推移した。これに対しIrのLs/Cuは2×10-4~4×10-3の値を示し,酸素分圧の上昇に伴い増加した。