講演情報

[3K0308-11-04]塩化鉄(III)蒸気との反応を利用した白金の塩化揮発の検討

○谷ノ内 勇樹1、金山 侃生2、豊浦 和明3 (1. 九州大学、2. 東京科学大学、3. 京都大学)
司会:佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:

白金、塩化鉄(III)、蒸気処理、塩化揮発、気相錯体

スクラップ中に微量成分として含まれる貴金属を効果的に塩化揮発させることができれば、高効率かつ低環境負荷なリサイクル法を実現できる可能性がある。先行研究において、約573 Kの条件下で塩化鉄(III)蒸気と接触させることにより、金属白金が塩化されることが報告されている。本研究では、塩化鉄(III)蒸気を単なる塩化剤としてではなく、白金塩化物と複塩を形成して揮発状態を安定化させる気相錯体形成剤として利用することに着目し、金属白金の塩化揮発を可能とする条件を探索した。具体的には、第一原理計算に基づきFe–Pt–Cl系気相錯体の安定構造探索および熱力学量の理論予測を行うとともに、真空封入型アンプルを用いた揮発輸送実験により、その妥当性を検証した。