Session Details
Global Businesses and Local Communities of Professional Soccer Clubs: Social Functions as Seen in the "Common Sector" in Japan and Europe
Mon. Aug 31, 2026 1:50 PM - 3:10 PM JST
Mon. Aug 31, 2026 4:50 AM - 6:10 AM UTC
Mon. Aug 31, 2026 4:50 AM - 6:10 AM UTC
Sapporo Convention Center Mhall B(1F)
Chair:Futoshi Kamasaki(Meiji University) Chair:Kazuhiko Sawai(Meiji University), Shigehisa Otsuki(Japan Women’s College of Physical Education)
2025年、イギリスにおいて「フットボール・ガバナンス法」が可決された。つまり、国の法律としてプロサッカークラブの運営のあり方が定められたのである。その法律によれば、クラブの所有権やガバナンスを単独(集中的オーナーシップ)の企業・個人にゆだねるのではなく、地域住民やサポーターにオーナーの一部の権限を与えなければならない。この規定は、地域住民がクラブの議決権を持つドイツの「50+1ルール」を参考に制定された。イギリスやドイツに限らず、欧州のプロサッカーリーグにおいては、市場のグローバル化とともに、ローカルな地域社会との関係が見直されている。本シンポジウムでは、イギリス、ドイツ、スペイン、日本におけるプロサッカークラブと地域社会の関係について「コモン・セクター」の視点から問い直そうとする。
コモン・セクターにはふたつの意味を含ませている。ひとつには自治体・企業・地域の三者をつなぎ、共通意見をつくり、協働して公的課題や地域課題に取り組む場としての「共的セクター」である。ドイツではプロサッカークラブを含めたスポーツクラブが話し合いの場を提供し、自治体・企業・地域の意見を形成する場として機能している。つまり、スポーツクラブが「共的セクター」としての役割を担っているのである。
コモン・セクターに含ませているもうひとつの意味は「コモンズ(共同所有)」である。コモンズは、本来、水や森林などの地域資源を自治体でも企業でもなく、地域住民が管理することを指す概念であり、特定の目的のために形成される「クラブ」とは異なっている。しかし、現在の欧州の動向をコモンズの概念はうまく説明している。限定的ではあるが、日本にもコモンズとしてのプロサッカークラブは存在している。本シンポジウムでは、日本の事例にも触れながらコモン・セクターとしてプロサッカークラブが果たしている役割について明らかにする。
コモン・セクターにはふたつの意味を含ませている。ひとつには自治体・企業・地域の三者をつなぎ、共通意見をつくり、協働して公的課題や地域課題に取り組む場としての「共的セクター」である。ドイツではプロサッカークラブを含めたスポーツクラブが話し合いの場を提供し、自治体・企業・地域の意見を形成する場として機能している。つまり、スポーツクラブが「共的セクター」としての役割を担っているのである。
コモン・セクターに含ませているもうひとつの意味は「コモンズ(共同所有)」である。コモンズは、本来、水や森林などの地域資源を自治体でも企業でもなく、地域住民が管理することを指す概念であり、特定の目的のために形成される「クラブ」とは異なっている。しかし、現在の欧州の動向をコモンズの概念はうまく説明している。限定的ではあるが、日本にもコモンズとしてのプロサッカークラブは存在している。本シンポジウムでは、日本の事例にも触れながらコモン・セクターとしてプロサッカークラブが果たしている役割について明らかにする。
[会員企画3-1]欧州のプロサッカークラブにおける「サポーター・オーナーシップ」の現在The UK Football Governance Act and the German 50+1 Rule
*Futoshi Kamasaki1 (1. Meiji University)
[会員企画3-2]レアル・マドリード、バルセロナに見るスペインのソシオ制サッカークラブの今後Athletic Clubs Becoming “Objects of Devotion” as Local Public Goods
*Ichiro Ozawa1 (1. Journalist(The Association of Foreign Press in Spain))
[会員企画3-3]日本のプロスポーツにみる市民的公共性の現在Towards the Development of a Common Sector
*Seijun Ninomiya1 (1. Hiroshima University and Sport Journalist)
