講演情報
[1L-03]準同型暗号を用いた周波数解析の効率化手法に関する検討
*内藤 華1、中野 美由紀2,3、小口 正人1 (1. お茶の水女子大学、2. 津田塾大学、3. 情報・システム研究機構)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
準同型暗号、周波数解析
周波数解析は、時系列データや画像、音声データの特徴やパターンを抽出するために広く利用されている。特に、医療データや顔画像など、機密性の高い情報を含む周波数成分に対しては、準同型暗号を用いることで暗号化された状態で安全に解析を行うことが可能である。しかしながら、暗号化によりデータサイズが増大し、処理コストが高くなるという課題がある。そこで本研究では、有効な信号とノイズの比率を示す信号対雑音比を指標としてデータサイズを削減する手法を提案する。不必要な信号を除去することで、暗号化された周波数成分の効率的な管理を実現し、周波数解析への適用を目指す。