講演情報

[2A-03]テーマにおける代表性を考慮した競技クイズの問題生成

*河合 弘理1、湯本 高行1 (1. 兵庫県立大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

大規模言語モデル、RAG、知識グラフ

競技クイズの問題を作る際には、解答が一意に限定されているかの確認や情報の裏取りに時間を費やすことがある。馴染みのないジャンルを対象としているとなおさらである。
そこで競技クイズを題材に、LLMを用いてあるテーマにおける代表性を考慮した解答選択と問題文生成を行う手法を提案する。
本研究では「Wikipedia情報とLLMを用いた解答選択」と「知識グラフを用いた問題文生成」の2つに取り組む。まず、あるテーマに対してクエリ拡張を行い、その結果を元にLLMを用いてテーマに関連するWikipediaの文書を抽出する。抽出した関連文書集合内の語を対象にリンク関係を用いて、テーマに対して代表性のある解答を選択する。次に、選択した解答の文書をもとに知識グラフを構築する。最後に、構築した知識グラフから解答に対する一意情報と補足情報を抽出して問題文の生成を行う。