講演情報

[2D-03]行動履歴データにおける慣習・習慣算出による個人の社会的属性推定方式

*岡 綺斗1、林 康弘1、清木 康1 (1. 武蔵野大学データサイエンス学科)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

空間・時空間・時系列データ分析、ユーザモデル・行動分析、行動解析

本稿は行動の繰り返しによる社会的属性推定から人間の行動を理解することを目的として,事象の順序・発生時間の差分を考慮した個人の行動履歴と社会的属性の行動モデルとの類似性計量により個人の慣習・習慣の算出を行う社会的属性推定方式を提案する.本方式の特徴は人間の実空間での行動履歴を滞在場所の緯度経度・事象順序・事象発生時間の3要素を用いて統合・定量化し,「人間の行動は欲求を満たすために行い,日々それを繰り返している」とする仮説に基づいて,慣習と習慣とそれ以外の3つに分類して社会的属性を推定しようとする点にある.本稿では,本方式とその実験結果を示す.その結果,本方式により社会的属性推定ができることを確認した.