講演情報
[2G-03]立体音響ARを用いたリラクゼーション支援システムの開発
*大塚 智貴1、Siriaraya Panote2、栗 達3、中島 伸介4 (1. 京都産業大学大学院 先端情報学研究科 中島研究室、2. 京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系、3. 福岡大学 工学部、4. 京都産業大学 情報理工学科)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
ユーザ支援、AR、音声、ヘルスケア、立体音響
厚生労働省が2020年に実施した労働安全衛生調査によると,労働者の54.3%が仕事に関連する重大な不安やストレスを感じていると報告されている.同様に,2019年に実施された国民生活基準調査では,47.9%の人々が日常生活で不安やストレスを抱えていると示されている.さらに,生活保健機構(WHO)は,2019年に世界中で9億7000万人が精神障害を抱えていると報告している.うつ病などの精神疾患は,生活のあらゆる面に影響を与える可能性があり,重度の精神疾患を持つ人々は,一般の人々よりも10年から20年も早くに亡くなる可能性があると言われている.我々は,これらの調査結果から効果的なストレス解消方法の開発が重量だと考え,立体音響ARを用いて,散歩中にリラックスできる環境を再現し,効果的なリラクゼーションをサポートするシステムの開発を目指している.本稿では,立体音響ARを用いたリラクゼーション支援システムの開発に向け,リラクゼーション支援手法の有効性を検証した.