講演情報
[2H-03]視覚認識を要する2次関数最大最小問題のChatGPTによる解法
*上田 健斗1、白田 由香利2、大島 裕明3 (1. 兵庫県立大学、2. 学習院大学、3. 兵庫県立大学大学院)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
生成AI、視覚機能、演繹推論法、2次関数の最大最小問題
本研究では,ChatGPTに視覚的機能を必要とする数学問題を解かせ,教育用グラフィックスを生成させることの可能性を探った.我々がChatGPTに高校数学Iの2次関数の最大最小値を求める問題を解かせ,その過程を分析することで,目の機能を必要とする問題解法における演繹推論の准公式を作ることを目的とする.ChatGPTは実際には視覚的機能を持たないが,数値計算とプロットに基づき,正確な場合分けと最大最小の特定が可能である.作成したプロンプトは、学生に問題解法を教える際の適切な公式として活用可能である.