講演情報
[3J-02]多様な犯罪と商業施設および人口密度に基づく路上ゴミ分布予測手法の検討
*羽倉 輝1、義久 智樹2、下條 真司3、河合 由起子1 (1. 京都産業大学、2. 滋賀大学、3. 青森大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
地理データ活用、機械学習、ゴミ予測
環境保護活動の活発化により,ポイ捨てゴミの除去や防止のための取り組みが重要視されている.これまで我々は,自転車に搭載したスマートフォンの映像から,画像解析によってポイ捨てゴミを検知し位置情報を可視化するシステムを開発してきた.しかし,自転車ユーザの行動範囲は限られるため,調査領域や時間に制約がある.そこで本研究では,多様な環境情報を取得・解析することで、ゴミ分布を予測する手法を提案する.環境情報として,犯罪統計,商業施設,交通量,人口密度などのデータを収集し,ゴミ分布に基づきボロノイ分割した領域ごとに集約する.そしてゴミ分布を目的変数,環境情報を説明変数として予測する.本稿では,提案手法によるゴミ予測を検証する.検証結果より,ゴミの有無を予測する2クラス分類と,一部の3クラス分類のパターンでAUCが0.7を超え,環境情報を用いたゴミ分布予測の一定の効果を示せた.