講演情報
[3L-05]Unixドメインソケットとseccompを用いた強制アクセス制御実現の設計
*喜多 陽花1、石川 裕2、竹房 あつ子2、小口 正人1 (1. お茶の水女子大学理学部情報科学科、2. 国立情報学研究所)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
強制アクセス制御、seccomp、Unixドメインソケット
不正アクセスを防ぐためのアクセス制御の必要性が高まっている.本研究では,Linuxのセキュリティ機能を活用した強制アクセス制御を実現する認証・認可サーバとランタイムライブラリを設計する。アプリケーションはUnixドメインソケットを介してサーバに資源のオープンを依頼する。サーバは認証とアクセス権を検証して資源をオープンしそのファイルディスクリプタをsendmsg/recvmsgシステムコールの補助メッセージを通じて移送する。Linux seccompライブラリを用いてアプリケーションからの直接的なopen/socketシステムコールの利用を制限し、意図しない操作を防止する。この仕組みにより、認証されていないアプリや権限を持たないアプリの不正アクセスを防止する。