講演情報

[4C-01]mCK検索における独立性と被覆性のある最適な代表解集合の計算

*塙 雪耶1、大森 匡1、新谷 隆彦1、藤田 秀之1 (1. 電気通信大学大学院 情報理工学研究科)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

問合せ最適化、空間Webマイニング、mCK検索、独立性・被覆性

緯度経度情報つきのWebデータを用いた情報抽出問題にm-最近接キーワード検索(mCK検索)がある.mCK検索とは,Flickrのように個々の写真データ(オブジェクト)が場所と写真内容に関するタグ複数を持っている状況で,問い合わせとしてキーワードm個の入力Qを与え,Qを満たす高々m個のオブジェクト集合Oのうち,その要素の相互近接度(直径の小ささ)が最も高い集合Ooptを求める問題である.mCK検索では,オブジェクトの組み合わせを答えとするため,直径が小さい順にk個の答えを列挙すると地図上の数ヶ所に答えが集まり,解の多様性が低下する.本稿ではその解決方法として,直径長ε以下のmCK解全解を対象にDrosouのr-DisC diversityを適用し,独立性・被覆性のある代表解の最適集合を求める方法を述べる.