講演情報
[4D-04]Blitz: データ強整合性を持つリアルタイムエンドユーザー解析エンジン
牧野 祐己1、柴山 直樹1、日鼻 旬1、中間 亮彬1、片居木 誠1、*金築 敬晃1、近藤 周平1、秋山 馨1 (1. 株式会社プレイド)
発表者区分:一般
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:なし
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:なし
キーワード:
ストリームデータ、リアルタイム・リアクティブ分析、行動データ
本論文では, 株式会社プレイドが提供するリアルタイム解析エンジン「Blitz」に焦点を当て, その設計コンセプトおよび技術的特徴について論じる. Blitzは, KARTEの計測タグが実装されたウェブサイトにおいて, 特定のユーザーイベントが発生した際に, 過去のイベント履歴やユーザー単位の統計情報を基にフィルタリングを行う機能を有する. 特に, 「強整合な解析」は, フィルタリングに使用される統計情報が常に最新の状態であり, 過去すべてのイベント履歴が完全に反映されていることを要件とする.
この機能を実現するためには, 秒間最大13.4万件の高トラフィックが発生する環境において, 数百ミリ秒以内という低レイテンシーを維持しながら, ユーザー統計情報をリアルタイムで更新する必要がある. このような条件下で強整合性を維持することは, 分散システムおよびリアルタイム処理における技術的課題として極めて高度であり, 設計の工夫が求められる. 本研究では, これらの課題に対応するBlitzの設計および実装の詳細を論じるとともに, その技術的意義について考察する.
この機能を実現するためには, 秒間最大13.4万件の高トラフィックが発生する環境において, 数百ミリ秒以内という低レイテンシーを維持しながら, ユーザー統計情報をリアルタイムで更新する必要がある. このような条件下で強整合性を維持することは, 分散システムおよびリアルタイム処理における技術的課題として極めて高度であり, 設計の工夫が求められる. 本研究では, これらの課題に対応するBlitzの設計および実装の詳細を論じるとともに, その技術的意義について考察する.