講演情報
[4E-04]文章と数式の表現学習を用いた数学における類題検索
*居樹 彩乃1、湯本 高行1 (1. 兵庫県立大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
情報検索、教育、表現学習、数学
ある問題の類題演習は特に数学の学習において非常に重要となる。そこで本研究では高校数学における類題検索について扱う。数学の問題は文章部分と数式部分の2種類が存在するため、それぞれ別のアプローチで類似度を算出する。まず、文章部分と数式部分を各文、各式単位でベクトルに変換を行う。この時、文章部分は数式を除く問題の文章部分、数式部分は数学の公式を入力として教師なしSimCSEで作成したモデルを使用している。ここで求めた各文、各式のベクトルを使用して文章部分、数式部分それぞれにおける問題間の双方向の類似度を算出する。なお文章部分に関しては、ベクトルをもとに算出した類似度に対して数学用語の集合間類似度をかけ合わせて文章部分の類似度を算出する。以上の手順で求めた文章部分と数式部分の類似度にパラメータを加えたものを問題間の類似度とする。