講演情報

[4K-01]スマートフォンによるデジタルバイオマーカーを用いた摂食障害の予測モデル開発

*中村 真穂1、Siriaraya Panote2、中島 伸介1 (1. 京都産業大学 情報理工学部、2. 京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系)
発表者区分:学生
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

デジタルバイオマーカー、摂食障害、機械学習、スマートフォン

摂食障害の従来の診断法は,主に自己申告と臨床観察に依存しており,想起バイアスや過少申告といった影響を受けやすい.日常生活における摂食障害を示す行動パターンを特定することは重要な課題であり,デジタルバイオマーカーは摂食障害に関連する独特なリアルタイムの行動パターンを捉えることができる.しかし,摂食障害を検出するためのデジタルバイオマーカーの応用はまだほとんど検討されていない.本研究は、スマートフォンのセンサーデータを活用し,摂食障害に関連する行動シグネチャーを検出することを目的としている.摂食障害と特定された参加者と,正常な食事をしている対照群からデータを収集する.そして,2つのグループを区別するために,これらのデジタルバイオマーカーを用いて機械学習モデルを開発する.全体として,摂食障害の早期発見に役立つ予測モデルを開発し,タイムリーな介入を促進することを目指す.