講演情報

[4K-04]視覚・言語モデルを用いたコードベース医療データに基づく糖尿病の医療需要の予測

*楊 巍1、吉本 廣雅2、満武 巨裕2、合田 和生1 (1. 東京大学、2. 医療経済研究機構)
発表者区分:一般
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

医療需要の予測、糖尿病の予測、医療レセプト、視覚・言語モデル、Fine-tuning

糖尿病は,世界中の多くの国で最も重要な慢性疾患の一つである. 日本が含まれる各国は,糖尿病を含む生活習慣病に対する医療需要の増加が続いている.そのため,医療計画と対策の確保が非常に重要であり,糖尿病を早期に予測が期待されている. 本タスクは住民が病院・薬局で医療保険を利用した際の医療機関が作成し,傷病名,医薬品など専用コードで記録されている医療レセプトに基づき,糖尿病の医療需要を個人毎かつ年毎に予測するタスクを扱う. 医療コードが直接に大規模言語モデル(LLMsとMLLMs)に入力して,理解困難の問題がある. そのため,本研究では,コードから視覚と言語で表現するため,「Code-to-Vision-Language Conversion」モジュールを提案する. 事前学習済み大規模視覚モデルを導入し,fine-tuningを行った上で,糖尿病の医療需要に対する予測手法を提案する. 構築されたデータセットにおける実験の結果,標準的な評価尺度において提案手法がベースライン手法を上回った.