講演情報
[5J-01]ライドシェアリングシミュレータとその活用
*長谷川 毅1、上田 結大1、首藤 一幸1、海野 弘成2、佐野 正浩2、曾川 景介2 (1. 京都大学 首藤研究室、2. newmo株式会社)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
ライドシェアリング、シミュレータ、モビリティ、地理データ
ライドシェアリングは,ドライバーと乗客をスマートフォンなどのアプリを通じてマッチングさせるサービスであり,世界中で普及しているだけでなく,近年日本でも一部地域,時間帯で解禁され注目を集めている.ライドシェアリングを効率よく運営するためにはマッチングアルゴリズムの最適化が重要であるが,実際のライドシェアリングのサービス上で実験を行うことは,時間的,金銭的コストの面で困難である.そこで我々は,ライドシェアリングのシミュレータを開発した.提案シミュレータはドライバーと乗客の挙動を模擬することで,マッチングアルゴリズムの実験を可能にする.提案シミュレータは,オープンソースの地図上ルート探索ソフトウェアOSRMを用いて,実地に則した移動シミュレーションを行う.我々は,マッチングアルゴリズムやパラメータを変更することで,それらが乗客の待ち時間やドライバーの稼働率にどう影響を与えるかを観察できる.本シミュレータの活用例として,乗客運搬中のドライバーもマッチさせるBack-to-Back方式の効果検証実験を示す.