講演情報
[5J-04]EVの冬季長距離運転支援のための事前エネルギー消費量可視化システム
*何 新1、劉 屹1、田中 悠斗1、中島 誠敬1、富井 尚志2 (1. 横浜国立大学大学院環境情報学府情報環境専攻、2. 横浜国立大学大学院環境情報研究院)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
電気自動車、モビリティ、CANデータ、地理データ、気象データ、エネルギー消費予測
電気自動車(EV)の長距離走行において、走行前に正確なエネルギー消費量を予測し可視化することは、適切な充電計画やルート選択を行う上で重要である。特に冬季においては、低い気温の影響によって、転がり抵抗およびエアコンの電力需要が増加する。そのため、従来の速度・勾配のみを考慮した手法では十分でなかった。本研究では、冬季の長距離運転支援を目的とした事前エネルギー消費量可視化システムを提案する。我々の先行研究では気温を説明変数として、エアコン消費電力量予測モデルを提案した。本研究は、それに加えて、気温が転がり抵抗に与える影響を考慮したエネルギー予測モデルを提案する。実車走行データに基づく評価実験により、従来モデルと比較して冬季条件下でのエネルギー消費予測精度が向上したことが確認された。また、シミュレーションを通して、正確な事前予測がルート上の充電計画に有用であることを確認した。