講演情報

[5L-05]Web検索行動に対するLLMを用いたトピック閲覧状況の動的提示手法

*吉岡 駿1、堀川 達平1、北山  大輔1 (1. 工学院大学)
発表者区分:学生
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

情報探索行動、インタフェース・インタラクション、検索支援、サブトピック提示、LLM

ある検索トピックに対し知識を深める際,適度な掘り下げと適度なサブトピック変更が重要であると考えられるが,検索に不慣れな場合,自身の掘り下げ具合や,未調査のトピックを把握することは難しい.
そこで我々は,そのような検索行動の判断を支援するシステムとして,検索の進行に合わせて動的に変化する,トピック閲覧状況の提示手法を提案する.
本提案では,検索時にLLMを用いて検索クエリに対するサブトピックとその説明を生成し,各サブトピックの提示を行う.
また,検索とページ閲覧の進行度に合わせて,トピックツリーの更新を実施する.
このような動的提示により,利用ユーザが次にどのようなサブトピックを調べたらよいのか,何が記載されたページを閲覧したらよいのかといった検索行動の指針を提供できると考える.
本研究では検証としてサブトピックの事前提示手法との比較も実施し,動的な提示の有用性を探る.
その結果,提案手法により閲覧ページの多様性と入力クエリの多様性が向上したことが確認できた.