講演情報
[6C-01]量子ランダムアクセスメモリにおける関係データベースの編成
*御手洗 陽紀1、合田 和生2 (1. 東京大学大学院情報理工学系研究科、2. 東京大学生産技術研究所)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
データベース技術、量子コンピューティング、量子情報処理、QRAM、問合せ処理
量子コンピュータでは,量子的な重ね合わせ状態にあるデータに対して同時並列的に演算を行うことが可能であり,特定の問題において古典アルゴリズムより計算量的に高速な量子アルゴリズムが知られている.データベースにおいては,データマイニングやデータ検索への量子計算の活用が期待されており,古典データの量子的な重ね合わせ状態を準備することができる量子ランダムアクセスメモリは,多くの量子アルゴリズムを実行するうえで重要な役割を果たすことが期待されている.本研究では,量子ランダムアクセスメモリ上のデータベースの編成が,データベースの問合せ処理の実行時間に大きな影響を与えることを示す.さらに,問合せ処理を高速に実行するための,量子ランダムアクセスメモリ上でのデータベースの編成とデータベース更新処理について論ずる.