講演情報
[6J-05]異なる特徴を持つ台風における被災者の属性毎の行動促進情報の受け止め方の特徴分析
*若杉 広介1、鈴木 優2、熊本 忠彦3、灘本 明代1 (1. 甲南大学、2. 岐阜大学、3. 千葉工業大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
SNS、災害分析、ユーザ特性、BigFive性格特性
災害時SNS上には様々な情報が投稿される.その中でも被災者に行動を推進したり抑止したりする情報(以下,行動促進情報)は被災者に対して行動変容をさせるため重要であると考えられる.これまで,我々は1つの台風データを用いて,被災者の性格特性および性別年齢区分からなる属性に応じて行動促進情報の受け止め方を分析してきた.しかしながら,台風はその被害規模等の異なる特徴があるため,その台風の特徴によって発信される情報や有効な情報が異なると考えられる.そこで,本研究では異なる特徴を持つ台風において被災者の属性ごとに行動促進情報の捉え方を分析する.具体的には,広範台風と局所台風の特徴の異なる台風を対象とし,各々の台風時にSNS上に投稿された行動促進情報を被災経験のある人が属性毎にどのように捉えるかの比較分析を行う.この時被災経験のある人の属性として,年齢,性別,性格特性に着目して分析を行う.本研究により台風の特徴ごとに被災者にとって有効な情報を提供する礎となることを期待する.