講演情報
[7F-03]LLMとIndexedDBを活用した対話的ベクトルデータ分析基盤の検討
*中塚 晶仁1、小川 和浩1、富樫 健太1、河野 吉宏1、池田 貴康1、荒川 健1、浪岡 保男1 (1. 東京都立産業技術大学院大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
ベクトルデータ分析、LLM、IndexedDB、HTML LS、時期別不満特徴、可視化
近年, LLM(大規模言語モデル)とテキストデータのベクトル化によるデータ分析の需要が高まっている. しかし, 多くのテキストデータは未だベクトル化されておらず, 従来のRDBに蓄積されているため, 即座にベクトルデータ分析を行うことは困難である. さらに, LLMを用いた分析ではベクトル化データとの連携が必要であり, 従来は分析者が手動で行っていた. 本研究では, WebブラウザのIndexedDBとLLMを連携させ, LLMとベクトル化を相互に活用することで, 対話的かつ深い洞察を可能とするベクトルデータ分析基盤を提案する. 本環境では, HTML LSを活用し, データを高速かつ永続的にセキュアに参照可能とし, DBサーバーとの通信を最小限に抑えつつ, LLMを対話的に活用して分析結果を自動的に元データに紐づける. さらに, 得られたベクトル値を用いた可視化機能により, 分析者の深い洞察を促進する. 本分析基盤をCOVID-19流行下における時期別不満特徴の分析に適用し, その有効性を確認した.