講演情報
[7J-01]複数地域のデータを用いたVGIシミュレーションと適正パラメータ範囲の導出
*鈴木 博登1、片平 昇輝1、小松 虎太郎1、野上 稜馬2、本藤 祐樹3、富井 尚志3 (1. 横浜国立大学大学院環境情報学府情報環境専攻、2. 横浜国立大学理工学部数物・電子情報系学科、3. 横浜国立大学大学院環境情報研究院)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
VGI: Vehicle-Grid Integration、スマートグリッド、再生可能エネルギー、負荷平準化、電気自動車、太陽光発電、オープンデータ、ライフログ
我々の先行研究において、太陽光発電(PV)と電気自動車(EV)を統合するスマートグリッドにおけるVGI(Vehicle-Grid Integration)の価値の定量化を行うためのDBを構築し、負荷平準化が有用であることを示した。本論文では複数の地域を対象にVGIシミュレーションを行った。対象地域はVGIシミュレーションに必要とする電力需要データを生成できた北海道、静岡、神奈川に所在する大学キャンパスとした。VGIシミュレーションにはパラメータとして、PVの設置面積、EVの台数、定置型バッテリー容量を設定する。シミュレーションから得られた電力時系列データに対しクエリによるデータ再構成を行い、スマートグリッドの導入効果を定量的に評価した。その結果、地域ごとにVGIの実施に適正なパラメータ範囲が存在することが示された。