講演情報
[8H-05]漫才における笑いの要因抽出の為の比較実験
*下崎 安紋1、北村 達也2、梅谷 智弘2、灘本 明代2 (1. 甲南大学大学院自然科学研究科知能情報学専攻 灘本研究室、2. 甲南大学知能情報学部知能情報学科)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
漫才、台本自動生成、行動分析、笑い分析
日常生活において笑いは重要であるといわれている.そこで我々は日々の笑いを提供するために漫才台本自動生成を提案し,漫才ロボットやチャット型漫才アプリケーションで実演を行っている.我々が提案している漫才台本はニュースやレシピといった身近なテーマを用いて自動生成している.しかしながら,同じく身近なテーマを用いている漫才師の漫才とは異なり笑いを生み出すことが困難である.そこで本研究では,漫才台本の台詞のみを対象とし我々の提案する漫才台本自動生成にて生成された漫才台本とプロの漫才師の漫才台本の比較実験を行い,その違いを抽出し,どういうときに人が漫才を見て笑うのかの要因を明らかにする.このとき,笑いには面白いと感じて笑う明示的な笑いと,意識していないうちに微笑んでいる暗示的な笑いがある.本研究では,この2つの笑いに着目し,これらの関係性も明らかにする.