講演情報
[8L-03]方向統計学を用いた台風進路データに対する異常検知
横堀 佑也1、*石川 雅之1 (1. 三井住友海上火災保険株式会社)
発表者区分:一般
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
地球環境、災害・防災、空間・時空間・時系列データ分析
平面上での移動方向など角度で観測されるデータは角度データと呼ばれている.
角度データは2次元の方向データであり,3次元では球面データと呼ばれる.
このような方向を意味するデータは方向データと呼ばれ,方向データを扱う統計学の分野は方向統計学と呼ばれている.
フォンミーゼス・フィッシャー分布は方向統計学における代表的な分布であり,方向データに対する異常度の評価にも用いられ,適用事例が報告されている.
一方で,我々が調査した範囲では,異常検知の手法としては実数値を超球面上のデータに変換する活用事例が主であり,移動情報などの物理的な方向を意味する方向データに対しての適用事例は少なく,台風進路に対しての適用事例は見られなかった.
本研究では移動方向データへの異常検知として台風進路に対してフォンミーゼス・フィッシャー分布を用いて異常度の評価を行い,考察を行う.
角度データは2次元の方向データであり,3次元では球面データと呼ばれる.
このような方向を意味するデータは方向データと呼ばれ,方向データを扱う統計学の分野は方向統計学と呼ばれている.
フォンミーゼス・フィッシャー分布は方向統計学における代表的な分布であり,方向データに対する異常度の評価にも用いられ,適用事例が報告されている.
一方で,我々が調査した範囲では,異常検知の手法としては実数値を超球面上のデータに変換する活用事例が主であり,移動情報などの物理的な方向を意味する方向データに対しての適用事例は少なく,台風進路に対しての適用事例は見られなかった.
本研究では移動方向データへの異常検知として台風進路に対してフォンミーゼス・フィッシャー分布を用いて異常度の評価を行い,考察を行う.