講演情報
[9A-02]信頼度を加味した連合学習におけるモデルパラメータ評価手法の一提案
*中村 元紀1、福岡 尊1、竹内 琢磨1 (1. 富士通株式会社)
発表者区分:一般
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ショートペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
連合学習、機械学習、プライバシー、トラスト
近年,複数のクライアントがデータを開示せずに,データで学習したパラメータを集約することで,グローバルモデルを共同で構築する連合学習が注目されている.一方で,信頼のできないクライアントがグローバルモデルに不正確なパラメータを送信することによる,グローバルモデルの精度や信頼性の低下が懸念されている.これを防ぐ手法として,パラメータを集約する中央サーバでパラメータのパフォーマンスを評価する手法が提案されているが,評価のための準検証用データが学習のラウンドごとに必要になる.そこで我々は,パラメータの信頼度が与えられたと仮定した上で,信頼度が高いパラメータを基準として個々のパラメータを評価する手法を提案する.この提案手法により,信頼度が高いパラメータが得られている理想的状況で,準検証用データが無い状況でのパラメータ評価が実現される. また理想的でない状況下においても,準検証用データのラウンド毎の更新の手間が削減しうることを考察する.