講演情報

[9D-03]SNSコミュニケーション分析手法を用いた金融犯罪情報の早期検出に関する研究 〜グループ発見手法の検討と取得データに基づく考察〜

*伊藤 純菜1、趙 智賢2、長田 繁幸2、三田 智之2、中川 直樹2、小口 正人1 (1. お茶の水女子大学、2. 株式会社日本総合研究所)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

グループ探索、サイバー犯罪対策、Telegram

近年,フィッシング攻撃によるクレジットカード情報の窃取及び不正利用が増加しており,窃取された情報はSNS上で売買されることも多い.この問題に対処するため,抑止方法として犯罪グループをモニタリングする取り組みが行われている.従来の手法では,既知の犯罪グループの名前や投稿内容を分析し,モニタリングの対象となる新たな犯罪グループの発見に取り組んできた.しかし,その犯罪性の判定には人手による目視が必要であり,評価規模の拡大には限界があった.本研究では機械学習モデルを用いて犯罪グループの自動判定を行うことで,探索およびプロセスの効率化を実現する.また,提案手法を用いた再実行による検証を行う.