講演情報

[9G-04]SQLを拡張した情報可視化言語を用いたライフログデータ分析支援システムのパフォーマンス評価

*木次 輝1、宇津木 萌1、大久保 勇輝2、富井 尚志3 (1. 横浜国立大学大学院環境情報学府情報環境専攻、2. 横浜国立大学理工学部数物・電子情報系学科、3. 横浜国立大学大学院環境情報研究院)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

情報可視化、ユーザ支援、データ分析、平行座標プロット

我々の先行研究では,PCP(Parallel Coordinates Plot)により多変量データを可視化し,その状態をSQLライクな独自の言語表現で保存・再現可能なシステムである(PC)2DV(Parallel Coordinates Plot Commutative Data Visualizer)を提案してきた.しかし,(PC)2DVでビッグデータを扱う場合,データの処理時間と描画時間が長いという2つの問題があった.そこで本研究では,これらの問題を解決した新たなデータ可視化ツールであるPCPASQL+DV(Parallel Coordinates Plot Augmented SQL + Data Visualizer)を提案する.このPCPASQL+DV では2つの改善を行った.1つ目として情報可視化言語であるPCPASQL(Parallel Coordinates Plot Augmented SQL)を提案する.PCPASQL ではSQLに該当する部分をDBMSに処理させることで,データの処理速度を向上させた.2つ目として実装にOpenGLを用いる.OpenGLによるGPUアクセラレーションの結果としてPCPの線の描画速度を向上させた.また,(PC)2DV とのパフォーマンスの比較を行うことにより,PCPASQL+DV がビッグデータ分析に有効であったことを示す.