講演情報
[9K-01]バレーボールのサーブ技術向上支援のためのデータ可視化
*鳥井 菜央1、伊藤 貴之1 (1. お茶の水女子大学大学院)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
情報可視化、バレーボール、次元削減
バレーボールにおいてサーブとは最初の攻撃であり,試合の流れを決める鍵である.コントロールの良いサーブを打てるようになるためには,その練習による上達過程を観察することが重要である.そこで本論文では,サーブの練習過程を観察するための一連の可視化機能を統合したシステムを提案する.本研究では,選手に目標物に向かってサーブを繰り返し打ってもらい,取得した座標群に次元削減を適用して散布図として描画し,サーブの精度によって点を色分けすることによって,サーブ姿勢と精度の相関を可視化する.また,さらなる詳細分析支援として,サーブの3Dモデル可視化機能と,トスの高さ可視化機能,関節の軌跡描画機能,体のひねりの可視化機能を搭載することで,改善点の確認を可能とした.これらの機能を統合した可視化システムによる実行結果から,選手のサーブの安定性や傾向などを確認できた.