講演情報

[9K-02]パワーリフティング競技におけるウェアラブルセンサを用いたスクワット試技判定手法

*河原 美優1、松田 裕貴2、後藤 佑介2 (1. 岡山大学工学部工学科情報・電気・数理データサイエンス系情報工学コース、2. 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり

キーワード:

ウェアラブルセンサ、パワーリフティング、スクワット、機械学習、IoT、センサデータ

近年,IoT技術を導入してスポーツ選手の競技力向上や怪我の予防を支援するシステムが数多く提案されている.ウエイトトレーニングの基本種目を競技化したパワーリフティング競技の一つであるスクワットでは,試技者はバーベルを持ち上げた状態で膝を曲げ,腰の位置を下げて姿勢を低くする.このとき,ヒップジョイント部の大腿部上面の高さが膝上面より下になるまでしゃがむことで試技成功と判定される.スクワット試技の判定方法は,現状では審判による目視であるため,試技者のみで試技成功を判断することは難しい.本研究では,ウェアラブルセンサを用いたスクワット試技の判定手法を提案する.提案手法では,試技者に装着した加速度センサによる測定データを活用し,立位姿勢と判定時の姿勢の相対的な変化量を特徴量として機械学習を用いてスクワット試技を判定する.これにより,試技成功の判定精度を高めるとともに,試技者の競技力向上を支援することを目指す.