講演情報
[9K-04]グループダンス練習支援のための主観評価を考慮したダンスモーション可視化
*大越 瑠衣子1、藤田 秀之1、大森 匡1、新谷 隆彦1 (1. 電気通信大学)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
ユーザ支援、情報可視化、ダンス、モーションキャプチャデータ
グループで踊るダンスにおいて,その完成度を高めるためには,共通の振り付けに対して,全体のモーションのずれをできるだけ小さくする必要がある.モーションのずれを改善するために,グループで踊っている様子を撮影した動画がよく利用される.この改善方法は,グループ練習時の動画を利用して,グループ練習後に各自で練習できる点で有用だが,一連の作業に非常に時間がかかるという課題がある.この課題に対して,モーションキャプチャを利用し,同じ振り付けを踊った2つのダンスモーションを対象に,各時刻のポーズのずれとタイミングのずれの大きさを,それぞれ算出し可視化する手法を検討してきたが,ずれを検出した時刻と,ダンスの観衆が,ずれていると感じる時刻が,一致しない場合があるという課題を確認した.そこで本研究では,観衆に対する正面の方向と,身体各部位の動きの大きさを考慮することで,観衆の主観に近いずれの大きさを算出する手法を提案し,グループダンスの練習におけるモーションのずれを改善する過程を支援する可視化システムを提案する.