セッション詳細

[FB3]河川の自然再生事業は、ネイチャーポジティブに寄与できたのか ~九州における幾つかの事例~

2024年9月18日(水) 16:00 〜 18:00
B会場(2Fラウンジ)
企画者:鬼倉徳雄・林博徳・佐藤辰郎(九州大学)・皆川朋子(熊本大学)
【企画者】 鬼倉徳雄・林博徳・佐藤辰郎(九州大学)・皆川朋子(熊本大学)
【内容】
 平成29年7月九州北部豪雨(筑後川水系)、令和2年7月豪雨(球磨川水系)など、九州地方はここ数年、大きな豪雨災害を受けており、河川行政も学識者も、災害対策やそれに関連した研究に目移りしがちである。しかしながら、九州の河川行政は古くより積極的に自然再生事業を行ってきた地域行政のひとつである。もちろん、豪雨災害後の河川改修の中に自然再生の思想が大きく反映されたケースもある。本研究集会では、大河川から小河川まで、国交省から市町村まで、過去に行われたいくつかの自然再生の良い事例を挙げながら、流域治水やネイチャーポジティブの実践に向け、将来の積極的な自然再生施策の展開への足掛かりとしたい。
【プログラム】
趣旨説明(九州大学・鬼倉徳雄)
話題提供1:ネイチャーポジティブとワイズユースをめざす川づくりの実践事例(九州大学・林博徳)
話題提供2:山地急流河川の多自然川づくりー山附川の災害復旧と神代川の河川再生ー(九州大学・佐藤辰郎)
話題提供3:熊本の河川事業におけるネイチャー・ポジティブ;干潟再生と遊水地(熊本大学・皆川朋子)
話題提供4:希少魚の復活に貢献(産卵場や生息場の再生に成功)した事例(九州大学・鬼倉徳雄)
意見交換(コーディネート:九州大学・鬼倉徳雄)

自由集会