セッション詳細

[FB5]航空レーザ測深データの河川管理への積極的な活用を考える

2024年9月19日(木) 15:00 〜 17:00
B会場(2Fラウンジ)
企画者:
溝口裕太(自然共生研究センター)
林田寿文(自然共生研究センター)
森本洋一(リバーフロント研究所)
【企画者】
溝口裕太(自然共生研究センター)
林田寿文(自然共生研究センター)
森本洋一(リバーフロント研究所)



【内容】
我が国では、航空レーザ測深(ALB)による河川測量が2016年に九頭竜川で実施されたのを皮切りに、2019年には、国土交通省河川保全企画室の事務連絡として、河川定期縦横断測量のALB(点群測量)による原則実施が通達されるなど、全国一級水系の直轄管理区間を中心にALBデータの蓄積が進められてきた。本自由集会は、今後も蓄積が期待できるALBデータの積極的な活用による河川管理の高度化、効率化について議論することを目的としている。ここでは、まず、河川分野へのALBの導入とその計測原理、ALBデータによる河川環境の把握手法と治水・環境機能の評価手法、河川管理でのALBデータ活用の実践例について話題提供を行う。その後、会場に集まった聴講者との意見交換を通じて、ALBデータの活用による河川管理の高度化、効率化に向けた今後の方向性や可能性について議論を深める。



【プログラム】
(1)企画趣旨
(2)話題提供
●河川分野への航空レーザ測深の導入
河川分野の航空レーザ測深の活用経緯と現在地
中村圭吾(土木研究所) [10min]
●航空レーザ測深の原理と最新技術
利活用事例を踏まえた計測事例の紹介
戸村健太郎(アジア航測) [15min]
●河川環境の把握手法
点群データを用いた瀬・淵の定量的な抽出に向けた基礎的検討
森本洋一(リバーフロント研究所) [15min]
河道内植生を捉えるための航空レーザ測深データの処理手法
溝口裕太(自然共生研究センター) [15min]
●治水・環境機能の評価手法
ALB測量データを用いた河道内樹木密生度の推定及び水理解析への活用
周月霞(名古屋大学) [15min]
3次元の多自然川づくり支援ツールを用いた河川環境評価
林田寿文(自然共生研究センター) [15min]
●河川管理での実践例
調査から維持管理までCIMで“一気通貫”
山本一浩(八千代エンジニヤリング) [15min]
ALB測量データを用いた生息場評価(土器川汽水域の事例)
清久笑子・富松啓太(建設環境研究所) [15min]
(3)意見交換

自由集会