セッション詳細
[FD1]ダム湖における外来魚対策の現状と今後の展望-積極的駆除から低密度管理に向けて-
企画者:
大杉 奉功 一般財団法人水源地環境センター
笹田直樹 株式会社ウエスコ
坂本正吾 応用地質株式会社
沖津二郎 応用地質株式会社
中井克樹 琵琶湖博物館
稲川崇史(応用地質)山下博康(ウエスコ)
<タイトル>
ダム湖における外来魚対策の現状と今後の展望-積極的駆除から低密度管理に向けて-
<企画者>
大杉 奉功 一般財団法人水源地環境センター
笹田直樹 株式会社ウエスコ
坂本正吾 応用地質株式会社
沖津二郎 応用地質株式会社
中井克樹 琵琶湖博物館
稲川崇史(応用地質)山下博康(ウエスコ)
<概要>
平成16(2004)年の外来生物法の施行から、丸二十年が経過し、河川環境やダム湖においても様々な駆除の取り組みがなされてきた。これらの取り組みによって伊豆沼や琵琶湖といった溜め池や自然湖沼のような環境におけるオオクチバスなどの外来魚の防除効果によって在来種が増加するといった効果が見られてきている。
ダム湖においても、たくさんのダム湖で外来魚の防除の取り組みが実践されてきており、外来魚の個体数を効果的に減少させる積極的駆除の取り組みから、かなり防除対策が進んで、外来魚が減少するとともに在来魚が増加してきている事例も増加しており、既に低密度管理をどのように進めるべきか?の議論が始まっている段階にある。
これらのダム湖における外来魚駆除の現状(最前線)について、現時点の状況を整理するとともに、①増えすぎているダムでは積極的駆除を実施し、②低密度管理が可能なダムではそのフェーズに移行する、などの今後のダム湖における外来魚防除のあり方について皆さんと議論したい。
<プログラム>
1)趣旨説明:「ダム湖における外来魚分布の変遷と現状」大杉奉功(水源地環境センター)
2)話題提供1:「三春ダムにおける外来魚対策の成果と低密度管理に向けた課題と展望」坂本正吾(応用地質)他
3)話題提供2:「苫田ダムにおけるオオクチバスの低密度管理の現状と今後の展開」久保星(ウエスコ)他
4)話題提供3:「木津川上流におけるコクチバス対策について」山内茂(建設環境研究所)他
5)話題提供4:「九頭竜川ダムにおけるコクチバス対策の現状と課題」竹内一貴(福井県水産試験場内水面総合センター)他
6)コメント:「外来生物法公布20年、“違法行為の撲滅”が求められる外来魚をめぐる課題」中井克樹(琵琶湖博物館)