講演情報
[FA3-01]河川・ダムに関するデータベースについての意見交換会
*一柳 英隆1 (1. 一般財団法人水源地環境センター)
日本の河川・ダムでは,国土交通省やその他管理者が,流量や水位,水温・水質,生息する生物相(河川水辺の国勢調査)など多くのデータを継続的に取得している.これらのデータを集約して整理することで,個人の取得のみでは成し得ない広域・長期の解析が可能になる.しかし,これらのデータは,河川・ダム管理者が使用する前提で管理されており,広域・長期で利用しようとする研究者にとっては必ずしも利用しやすい形にはなっていない.この意見交換会は,研究者側と河川・ダム管理者との意見交換を行い,両者にとって良い形を探ろうとするものである.研究者とデータを管理している行政とが意見交換ができる場があることが重要であり,大きな義務をもたずに,一歩ずつ前進させたい.今年度の集会では,とくに国以外のデータの研究や行政への活用を中心に意見交換をしたい.