講演情報
[20a-A309-3]AlN薄膜における低電界での分極反転過程の観測
〇長谷川 浩太1,2、清水 荘雄2、大澤 健男2、坂口 勲1,2、大橋 直樹1,2,3 (1.九大院総理工、2.物材機構、3.東工大)
キーワード:
強誘電体,窒化アルミニウム,スパッタリング
我々は前回の応用物理学会において、置換元素のない純粋なウルツ鉱型AlN薄膜においても分極反転すること、10 kHzで測定した分極-電界曲線から見積もった抗電界が8.3 MV/cmであることを報告した。本研究では、さらにこの10 kHzでの測定から得られた抗電界よりも低い電界を印加することで、比較的長い時間スケールにわたって分極反転が進行する過程を観測した。当日は、分極の見積もりや電界依存性の結果について報告する予定である。