講演情報

[21a-A307-8]高圧アニーリングにより炭素不純物ドーピングしたアナターゼ/ルチル混晶型TiO2ナノ粒子の光触媒活性

〇(M2)松本 拓海1、川上 烈生1、柳谷 伸一郎1,2、新部 正人3、中野 由崇4 (1.徳島大理工、2.徳島大pLED、3.兵庫県立大、4.中部大)

キーワード:

二酸化チタン光触媒,高圧アニーリング,PEGからの炭素ドーピング

我々は,炭素源としてポリエチレングリコール(PEG)に着目し,可視光照射下での光触媒活性が高いTiO2ナノ粒子を開発した.昨年,低温300 ℃,PEG混合比30%で高圧アニーリングしたアナターゼ/ルチル混晶型TiO2 ナノ粒子(A/R-TiO2 NPs)の光分解性が約2倍向上することを報告した.本研究は,低温でのPEG混入によりA/R-TiO2 NPsの光触媒活性がなぜ増加するのか,XPS分析により明らかにしたことを報告する.特に,炭素不純物ドーピングに着眼した.