[21p-A304-1~9] 薄膜・表面物理における研究手法技術の最新動向

14:30 〜 15:00

[21p-A304-3] X線計測・解析の自動化

〇小野 寛太¹ (1.阪大工)

キーワード：

自律実験

X線に代表される量子ビームを用いた先端的な特性評価は、薄膜・表面・界面研究に欠かせないツールとなっている。しかし、X線を用いた計測・解析には、放射光施設における限られたビームタイムの有効活用、あるいは実験室X線源での比較的長時間の計測の効率化などの問題がある。われわれは、これらの問題を解決するために、機械学習を用いた高効率で自律的なX線計測・解析を目指した下記の研究を行っている。
1. これまで放射光・中性子施設を必要としていた測定を、実験室で可能にする。
2. X線測定・解析の最適化と効率化を可能にし、自律的なX線計測・解析を実現する。
3. 機械学習により、これまで観察できなかった現象の観察を可能にする。
これらの研究開発により、ハードウェアを大幅に更新することなく、機械学習の活用により高度な計測を実現することが可能になることを期待している。