講演情報

[21p-B201-16]マイクロ波帯Hi-Lo 型GaN IMPATT ダイオードにおけるLo 層ドナー濃度が入出力特性に与える影響

〇川崎 晟也1、隈部 岳瑠1、出来 真斗2,1、渡邉 浩崇3、田中 敦之3、本田 善央3、新井 学3、天野 浩3 (1.名大院工、2.名大Dセンター、3.名大未来研)

キーワード:

GaN,IMPATTダイオード,マイクロ波発振器

前回我々は,マイクロ波帯GaN IMPATTダイオードにおいて,Hi-Lo型が従来の階段接合型と比較して高効率・高出力動作が可能であることを報告した.本研究ではLo層のドナー濃度を様々に変化させたGaN Hi-Lo型IMPATTダイオードを作製し,その入出力特性について比較・検討した.その結果,Lo層ドナー濃度の薄い素子(高降伏電圧)では出力が飽和する傾向を見せたのに対し,濃い素子(低降伏電圧)では飽和が見られず,異なる傾向が見られた.