講演情報
[21p-B204-11]CaF2基板両面に配置したAl-LEKIDの開発
〇(M2)小林 達哉1,3、美馬 覚2、石徹白 晃治4、亀井 雄斗3,4、伊藤 凌太3,4、大谷 知行3,4、田井野 徹1,3 (1.埼玉大院、2.NICT、3.理研、4.東北大)
キーワード:
力学インダクタンス検出器,暗黒物質,マイクロ波
軽い暗黒物質探索に向け、低エネルギー閾値と低バックグラウンドが実現可能であるKIDの開発を行った。KIDのエネルギーギャップはmeV程度であるため、DMの原子核反跳により生じるフォノンの検出が可能である。本研究では特に、有感面積の拡大が見込める集中定数回路型KID(LEKID)の構造を採用した。基板にCaF2基板を採用し、その基板両面にLEKIDを配置することで、表面で生じるバックグラウンドと基板イベントとの分離識別を目指す。